
― 姿勢が変わる時期に、知っておきたいこと ―
神経の学び直しに取り組む際には、
その途中でどのように運動を取り入れていくか、
あらかじめ理解しておきたいポイントがあります。
日常的に筋トレやランニングなどの運動習慣を
大切にしている方にとっては、
少し戸惑いを感じる内容かもしれません。
ただしこれは、
運動を否定するための話ではありません。
安全で、無理の少ない進み方を選ぶための一つの視点としてお話させていただければと思います。
姿勢の変化は、神経の学び直しの過程で起こる
姿勢の変化は、単に筋力が増えたり減ったりすることだけで生じるものではありません。
多くの場合、
身体の使い方そのものが、少しずつ更新されていく過程で
姿勢の印象が変わっていきます。
こうした移行期では、
神経はまだ新しい使い方を「確認している途中」にあります。
どの動きが無理なく、
どの状態が戻りやすいか。
試しながら、
少しずつ基準をつくっていきます。
強い負荷が、必ずしも助けになるとは限らない時期
神経の学び直しが進んでいる途中で、
強い筋トレや高負荷の運動を行うと、
身体はこれまで慣れ親しんできた使い方に
戻ろうとする傾向があることが多くの専門家が指摘しています。
この時期は、
新しい使い方がまだ安定していないため、刺激の強さによっては、
以前のパターンが前に出やすくなることがあります。
再教育期は、「静かな条件」で学ぶ時間
SenseBody Axis〜アクシス では、静かな条件の中で、身体を学び直す時間として扱います。
呼吸、重心、感覚の向け方。
それらを丁寧に体験しながら、
神経が「急がなくてもよい」状態を覚えていく。
新しい使い方が
日常の中で安定してきたと感じられる段階で、
運動や運動という刺激への対応力を少しずつ、段階的に再び取り入れていくことをお勧めしています。
「待つ」ことも、前に進む選択
一時的に運動量を抑えることは、止まることではないとSenseBody は考えています。
姿勢や身体の感覚が変わり始めているときほど、
急がず、たっぷりと、
いま起きている変化を観察してみてほしいなと思います。
これまで気づかなかった細かな知覚やニュアンスが
日常を豊かに香り付けしてくれるのではないかと思います。
神経の学び直しには、それぞれに合った時間の流れがあります。
そのリズムを尊重しながら進むことが、結果として、運動や活動をより心地よく、長く続ける土台になります。
SenseBody Axis〜アクシス では、
そんな育ちのプロセスを大切にしていただけたらと思っています。
“Stability within motion. A body that stands with gravity, not against it.”
— SenseBody: 「動きの中の安定を。重力とともに立つ身体を。」