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なぜ毎日行っても翌朝には戻るのか ― 神経可塑性の時間スケール

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― 神経が学びを定着させるまでの時間 ―

「昨日あんなに緩んだのに、
朝になると、また元に戻っている気がする」

誰でも、そんな経験はをしたことはあるのではないでしょうか。

一見ネガティブなこんな経験も、現象自体は決して失敗ではないのです。
多くの場合、神経が新しい動きを学んでいる途中に起こる、ごく自然な過程であり、体に備わっている大切な安全設計です。


神経がまだ、慣れ親しんだ「以前の使い方」を参照している、過渡期。そう捉えることができます。

神経は「確認しながら」学ぶ

新しい動きを体験し始めた初期の段階では、
神経はその情報を仮の状態として扱います。

変化を、
いったん手放してみる。
そして、また比べ直してみる。

この行き来は、
神経が「どの状態が安全で、使いやすいか」を
慎重に確認している過程とも言えます。

だから、
一度感じた変化が翌日にはほとんどなくなったように感じても、
それは後退ではありません。AXIS〜アクシス 取り組み始め、特に2週間ではこれは普通のプロセス。

学びの途中で起こる「揺らぎ」です。

戻ることは、「間違い」ではない

この過程では、「一度楽になったのに、また緊張が戻る」「前より敏感になったように感じる」

といったことも起こりえます。

けれどそれは、
神経が「どこに戻れるか」を確認しているサインでもあります。

戻れる場所を確かめながら、
少しずつ、新しい基準を育てていく。
それが神経の学び方です。

一時的な変化と、定着する変化の違い

身体の感覚が変わったとき、
それがすぐに定着するとは限りません。

この段階では、
刺激がなければ、神経は元の使い方に戻ろうとします。

けれど、
同じことを繰り返し体験する時間が重なると、
神経はその状態を
「戻ってもいい場所」として認識し始めます。

ここで初めて、
変化は一時的なものから、
日常の中で保たれやすい状態へと移っていきます。

なぜ、繰り返しが大切なのか

SenseBody Axis〜アクシス では、
継続的な実践を大切にしています。


努力や根性を求めているからではなく、

神経が新しい状態を
「特別な体験」ではなく
「いつもの選択肢」として扱えるようになるには、
時間と回数が必要だからです。

一定の間隔で繰り返される体験は、
神経にとっての安心材料になります。

からだが学ぶリズムを信じる

変化が定着するまでの時間は、
人によって異なります。

経験してきたことも、反応も、身を守るために培った防衛も、どんなレイヤーで防衛があるかも、すべて人によって異なります。Axis〜アクシス 実践中に辿るプロセスは人それぞれで違います。

けれど、
神経は確実に、
体験したことを覚えていきます。

積み重ねが、
やがて安心の軸として、
身体の中に根づいていきます。

焦らず、コントロールせず、心地よく。
体が学ぶリズムを観察し、
今日も静かに繰り返して経験していく。

それが、
SenseBody Axis〜アクシス が大切にしている学び方です。


“Stability within motion. A body that stands with gravity, not against it.”

— SenseBody: 「動きの中の安定を。重力とともに立つ身体を。」